061138 ランダム
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子作り宣言

子作り宣言

誕生!

haruの壁
出産ドキュメント
             
天使2
子宮口全開大

4:50 「全開大やな」
「はい、分娩に準備します」
1時間陣痛につきあってくれた母が退出
このころになるとヒッヒッフーのあとに
便意をもよおすような感覚に襲われていた。
そのたびに自分で肛門をグーで押していた私。
『やった、やっと息める、やっとharuに会える』とうれしくなった。
         天使3
ベッドが分娩台に

ここでLDR室のすばらしさを実感する。
今まで寝ていたベッドが、ジャ~ンと上に上がって
いくつかパーツを外すと、ものの5分で分娩台に変身した。
もちろん、私は寝たままの状態で。
1分おきに来る陣痛、陣痛がきている間の方が長く感じられたころだが
このときは、ホ~と感心していた。
何かあったときのために血管確保(点滴)
陣痛の痛みと、針がうまく刺さらない苛立ちがあった。
(私の血管は「逃げる」らしく、ベテランの看護婦さんじゃないとむずかしいのだよ)
導尿もいつのまにかされていた。
浣腸はしなかった。『出たらどうしよ、少し不安。。。』
         天使3
立会い出産について

パパは「立会いなんて考えられない」と言っていた。
じゃぁ、いいか。と私も特に説得せず。
ある日突然「立ち会うつもり。命がけのお産やし」と言い出した。
だんなが立ち会うことで、育児に協力的になると聞いていたので
私も大賛成だった。
3人で頑張ろうという気持ちは、とっても心強かった。
もうひとつ、私は出産の記録をビデオに残したかった。
パパに、しっかり撮ってもらうこともお願いする。

この日、朝からの陣痛だったので
すんなり仕事を休んで、陣痛から出産まで立ち会うことができたのも本当によかった。
電話したが間に合わなかったというのもよくある話だもんね。
パパは、腰をさすったりお茶を飲ませてくれたり、よく頑張っていました。
どたんばで練習した呼吸法もリードしてやってくれた。
天使3
 いきみ開始

5:05 分娩の準備が完成して「ヒッヒッフーウン」と軽くいきむ。
「上手、上手」とやたらおだてられながら。
『みんなにそう言うのだろうなぁ』と冷静に思ったりする。
私の分娩、ギャラリーがとっても多かったのよ。
DR.2人、助産師3人、それに実習中の看護学生と研修中の女医さん。
私からは、みんながじ~っと出てくるところを見つめている姿が見える。
なんだか急に恥ずかしくなったり。。。

このころの心音は、haruの頭にモニターを貼り付けてとっていた。
心音は、そんなに変動なく頑張っていたように思う。
『haru、がんばれ~』って思いながらいきんだので
自分のしんどさをあまり感じずに頑張れた。
         天使3
N助産師さん

私の出産をリードしてくれるのは、N助産師さんなんだな、とわかる。
みんなと違う割烹着のようなものを着ていた。
このNさんは、入院中【おとぼけキャラ】で知られていた。
よく、もの忘れをしたり、失敗していたから。
「もぅ~、Nさんたら~」って感じで、よく笑っていた。
だから、このNさんが出産をリードしてくれるのは、なんの緊張感もなく
私としては、とってもリラックスしてできたように思うのだ。
今日のNさんは、ちょっとかっこいいなぁと思った。
         天使3
本格的にいきむ

5:15 陣痛の波が大きくなってきた。
Nさん「2回深呼吸しようか」
『よ~し、すぐに産むぞ!』
「はい、いきんで!」渾身の力をこめて2回いきむ。
「っく~」と声が出る。
N「上手やわ。もう頭見えてるよ」
陣痛の間は、リラックスして休む。
やっぱり、ギャラリーが多くて恥ずかしい。
波が来た。
2回目のいきみ、なぜかシーという声がでてしまう。
『ん?まだ出てこないの?次の波で、産んでやる!』
3回目、次はできるだけ長く2回いきんだ。
N「だいぶ出てきてる、もう次産まれるかな。」
DR.はharuが出て来て羊水を吸い出す器具を口にくわえてる。
4回目、終わりにしたい。
DR.が心音をとっている機械のスイッチを切った。
『産まれるんだな』(けっこう冷静)
でも、ダメ。
5回目、N「そうそう、がんばれ!」と待ち構えている感じ。
DR.「声出さんと!」と強い口調で言われる。
目をあけて口は閉じる、わかっているができないもんだ。。。
6回目、もう一人の若いDR.がいきみと同時にお腹を押す。
それでもだめだった。
                                                       天使3
誕生!

本格的にいきみだしてから7回目
若いDR.が踏台をもってきて、お腹を押した。
ジョリジョリ、会陰切開(1ヶ所)
ズルっと何かが出た感じがあった。
N「はい、もういいよ、短促呼吸」
『やった、終わった!』
ジュルジュル、羊水を吸い出されたharu。
「ウンギャウンギャ」元気にないた。
N「5時23分、おめでと~、男の子よ」
すぐに、お腹の上にのせてくれた。(血まみれ)
私は100%泣くと思っていたが、泣かなかった。
さっきまでの痛みがウソのようで、ほわ~っとした幸せに包まれた。
天使3
その後

30秒ほどの対面を終え、haruは計測へ。
私は後産。何の感覚もなく、すぐ終わった。
子宮底を確認するためにお腹を触られたとき、自分でもさわってみた。
パパもさわった。ブヨブヨしてて、笑った。
切開の縫合は15分くらいかかった。(麻酔は生まれる直前に打ったようだ)
研修中の女医さんに説明しながら縫っていた。

haruが戻ってきた。
手で顔をいらっている、エコーの時もそうだったね。
髪の毛が多くて、おでこがとっても広いなっていうのが第一印象。
ファーストキスはパパに奪われてしまった。。。
haruもパパもよくがんばったね。

そして、初乳を与える。
左は血が混じってる乳腺があったので右だけ与える。
haruは、びっくりするほど上手に吸いついた。
だれに教えられたのでもないのに、すごいもんだ。

そのまま、haruと一緒に7時半までゆっくり過ごす。
トイレ(なかなか出なかった)に行って、個室へ歩いて帰る。
両親が、寿司やカツ弁当を用意して待っていてくれた。
パパと2人でがっつく。
長い一日が終わった。
明日からは育児だ。         

ばっく


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